このたび、横浜市港北区日吉に小児科を専門とした「さとう小児科クリニック」を開院させていただくことになりました。 大学卒業後、20年以上にわたり小児科医として精進してまいりました。 この経験を地域のみなさまの健康、健やかな発達ならびに成長のお役に立つことができれば嬉しく思います。
わたくしの小児科医としての最初のステップは、北里大学病院小児科の研修医としてスタートしました。 その後、長年にわたって北里大学病院で臨床、研究そして教育に携わってまいりました。 そのなかで、わたしは特に新生児医療を専門とし、北里大学病院NICU(新生児集中治療室)を拠点として、重症な未熟児・新生児の治療に力を注いでまいりました。 また、NICUを卒業し、ハンディキャップを背負ったお子様たちの発育・成長のお手伝いをさせていただきました。 その間には、様々な病院に出向させていただき、一般小児科医としての臨床経験を蓄積してまいりました。 また、国立精神神経センターにおいて、胎児・新生児についての脳神経病理を勉強させていただき、北里大学薬学部分析学教室のご協力のもと、新生児ならびに未熟児の薬物体内動態についての研究も行ってまいりました。
第2のステップとして、大学での経験を生かして、地域の小児医療に少しでも貢献でればと考え、横浜労災病院に勤務させていただきました。 昨今、小児医療の現場では、救急医療の破綻、医師不足が叫ばれております。 そのような状況のなか、横浜労災病院小児科は副院長、小児科部長を中心に、小児救急医療の確立、小児科医の育成・教育になみなみならぬ力を注いでおります。 わたしは、その横浜労災病院で4年以上にわたって、地元である港北区を中心とした地域のお子様たちの急性疾患、救急医療、発育・成長のお手伝いさらに喘息をはじめとしたアレルギー疾患などに携わってまいりました。
40年前、わたくしの父親は日吉に内科・小児科を開業し、現在も、地域医療に貢献すべく、診療を続けております。 わたしの小児科医としての第3ステップは、この日吉の地に戻り、これまで経験してきたすべてを発揮することです。 今後も、父親とともに、全力をもって、地域のみなさまが健康であり、健やかに発育・成長できるようお手伝いさせていただきます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さとう小児科クリニック院長 佐藤 雅彦